日本とアフリカを 経済でつなぐ 文化でつなぐ 夢でつなぐ
一般社団法人アフリカ開発協会 アフレコについて
1960年代、多くのアフリカの国が独立を果たし、その豊富な資源を基盤として経済的な自立を目指していました。
先進諸国からの投資や技術の移転を求めていたアフリカの国々に対し、日本は高度成長期にさしかかりアフリカの資源に
大いなる魅力を感じていました。そこで、日本とアフリカ諸国の経済交流を促進する必要から、経団連を中心とする
政財界の有力者によって1970年に設立されたのが現在の一般社団法人アフリカ開発協会です。
一般社団法人アフリカ開発協会は、日本とアフリカ諸国の経済交流及び文化交流の緊密化をはかり、日本とアフリカ
諸国民の友好親善、相互繁栄に寄与することを目的として、草の根レベルでの経済活動に対する協力や、日本政府や
日本企業に経済効果をもたらすような案件形成を行っています。

Information
- 2023年3月13日お知らせアンゴラのロウレンソ大統領来日 2023-03-13
- 2023年3月10日お知らせGPEフリジェンティ様と会談 2023-03-07
- 2023年2月24日お知らせスリランカ大使と意見交換 2023-02-22
- 2023年2月17日お知らせ帝京大学山本教授がJKUATを訪問 2023-02-15
- 2023年2月17日お知らせガボンの小学校に鉛筆を送付
- 2023年2月1日お知らせタンザニアで農業案件立ち上げ 2023-02-01
- 2023年1月30日お知らせジブチ大使と逢沢先生を訪問 2023-01-30
- 2022年12月19日お知らせドドマ大学と一般社団法人臨床工学国際推進財団がMOU締結 2022-12-17
- 2022年12月19日お知らせドドマ大学の皆様が神奈川工科大学訪問 2022-12-17
- 2022年12月16日お知らせドドマ大学の皆様と懇談 2022-12-14
ごあいさつ
2022年8月27日、28日にチュニジアで開催された第8回アフリカ開発会議(TICAD8)は、異例尽くしだったと言える。COVID-19による会議出席者数の制限、参加企業数と展示の制限、サイドイベントのオンライン化、そして残念なことに我が国日本の首相の出席もかなわなかった。とはいえ参加者数が少ないから成果がないというものでもない。「人」と「質」に注目した日本らしいアプローチは着実に形になってきていると実感しているし、またこの路線を踏襲していくべきだと考えている。
債務超過、環境問題、脆弱なインフラ、貧困などアフリカに多く課題がある中、パンデミック下のTICADで認識を新たにしたのは保健医療の底上げの重要性だ。人々の健康が労働力を生み、食糧やインフラを作り、経済発展を導くのは言うまでもない。COVID-19で世界経済、政治が不全に陥る中、アフリカの国々にも自律が求められている。 アフリカ開発協会では、TICAD VI、TICAD7を通じて積み重ねてきた保健分野での調査・活動を軸にして、TICAD8で案件の具体化を試み一定の成果を収めることができた。同時にどの案件もまだスタートラインに立ったばかりだ。今後はこれらの案件を大きく育てていき、チュニジアをゲートウエイにアフリカ全土にその影響を広めていくことにも力を注ぎたいと考えている。
アフリカの国々の開発において、保健医療分野のほかには、やはり水とエネルギーが大きなカギとなる。安心に口にできる水と、生活の為だけでなく産業育成のためにも安定した大容量のクリーン・エネルギーが必要だ。会員の皆様とこれまで取り組んできた大きなプロジェクトがいくつかある。早い段階で形にできるよう努力を重ねたい。
そして今後は、人口爆発目前のアフリカ大陸の自給率を上げるために農業や、まだ手付かずの地域が多い水産業にも目を向け、日本との共生を実現していきたい。
一般社団法人アフリカ開発協会 会長 矢野哲朗