日本とアフリカを 経済でつなぐ 文化でつなぐ 夢でつなぐ

一般社団法人アフリカ開発協会 アフレコについて

 1960年代、多くのアフリカの国が独立を果たし、その豊富な資源を基盤として経済的な自立を目指していました。
先進諸国からの投資や技術の移転を求めていたアフリカの国々に対し、日本は高度成長期にさしかかりアフリカの資源に
大いなる魅力を感じていました。そこで、日本とアフリカ諸国の経済交流を促進する必要から、経団連を中心とする
政財界の有力者によって1970年に設立されたのが現在の一般社団法人アフリカ開発協会です。
 一般社団法人アフリカ開発協会は、日本とアフリカ諸国の経済交流及び文化交流の緊密化をはかり、日本とアフリカ
諸国民の友好親善、相互繁栄に寄与することを目的として、草の根レベルでの経済活動に対する協力や、日本政府や
日本企業に経済効果をもたらすような案件形成を行っています。

TICAD8にむけて

第8回アフリカ開発会議(TICAD8)は、2022年、アラブの春で民主化を成し遂げたチュニジアで開催される。
TICADは最初の開催から四半世紀を超え、21世紀最大のフロンティアであるアフリカの開発がなお変わらぬにテーマであるとはいえ、以前のような国と国との交流促進や技術・人材育成・財政支援というだけではなく、日本とアフリカ双方の民間セクターの投資促進を求める傾向が強まっている。また、新型コロナウイルスのパンデミックを体験して、殊に医療・保健分野とそのインフラの充実が急務と認識されている。
私どもアフリカ開発協会では、いかなる事業に取り組む場合でも、アフリカの国々が自律的に成長することを支援できるように、その仕組みをアフリカの人々とともに考え、日本がもつ技術力を使って実践していくことが重要ではないかと考えている。そのためには資金繰りを計画することも欠かせない。TICAD7以降、アフリカ諸国の開発銀行との関係構築を模索して南部アフリカ開発銀行協会と覚書を締結、またアフリカ開発銀行アジア代表事務所や国際協力銀行ともこれまで以上の連携強化をはかり、政府だけに頼らずに日本企業がアフリカに進出できる方策を検討している。
いま、アフリカの国々は債務超過、環境問題、脆弱なインフラ、貧困など多くの課題が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で益々大きくなっている。世界人口の4人に1人がアフリカ大陸で暮らす未来が遠くないのであるならば、この課題は私たちの課題でもあるとして取り組むべきであろう。アフリカのパートナーとともに考え信頼関係を築きながら、アフリカの開発のための一助となるよう努力していきたい。

一般社団法人アフリカ開発協会 会長 矢野哲朗